今週は中国連休中の旅行に関する情報をお伝えします！

2024年の5月連休(5月1日−5月5日)、中国の旅行市場は大幅な成長を遂げました。
データによると、国内旅行者数は2.95億人に達し、前年比7.6%増加、旅行消費額は1兆6689億人民元で前年比12.7%増加でした。この成長は、国内旅行市場の強力な復活を示し、夏季の旅行シーズンの盛り上がりを予見しています。

各SNSでは「各都市に1億人が訪れた」「観光客が観光地を占拠」などの話題がトレンドとなり、全国各地の観光地は観光客で賑わいました。5月5日夜の時点で、多くの地域で観光客数と観光収入が前年や2019年同期を超え、歴史的な最高値を記録しました。

　　　　　

■人気の旅行先と新たなトレンド
携程(Ctrip)のデータによると、2024年の5月連休で最も人気のあった旅行先は、北京、上海、杭州、成都、重慶、広州、南京、武漢、西安、深圳でした。また揚州、洛陽、桂林、淄博、黄山等の地方も人気、理由としては大都会より地方の方が観光客はよりリラックスできる旅行を求める傾向を示しており、大都会での混雑やコストパフォーマンスが高い旅行を避け、自然に囲まれた観光地や伝統文化を楽しむ旅行が増えています。

　　　　　　　

■文化と自然を楽しむ旅行
最近の観光客は、博物館や歴史的な景観を訪れたり、漢服を着て伝統文化を楽しんだりするなど、深い文化体験を求めています。主要な博物館や観光地は大勢の観光客を迎え、夜間の観光プロジェクトも人気を集めています。

今年の5月連休の旅行データとトレンドを踏まえると、今後数ヶ月の国内旅行市場はさらに活気がつき、観光業界関係者は顧客のニーズを理解し、インフラの充実、サービスの質向上、オンラインマーケティングの強化が求められます。

　　　　　

今後も様々な中国連休中の旅行に関する情報にも注目です。
新情報入手次第、随時更新していきます！

　　　　　　

出典：旅游产业视角