本日は中国消費に関する最新情報をお伝えします！

2025年中国では政策支援を背景に、スポーツイベントを起点とした「競技イベント×消費」モデルが急速に広がっています。イベント開催をきっかけに、飲食・宿泊・交通・観光・ショッピングなど多方面の消費が連動し、地域経済の活性化につながっています。

サッカーリーグでは2025年12月の試合で来場者が4万人を超えるなど盛り上がりを見せ、会場周辺のマーケットにも多くの来場者が集まりました。スポーツイベントが地域消費の“ハブ”として機能し、文化・観光などと結びつくことで、より広い経済効果を生み出しています。
実際に2025年上半期には河北・浙江・福建など7エリアで511件のスポーツイベントが開催され、関連消費は160億人民元(約3,500億円)を突破しました。一方で、イベントの同質化や運営体制の不足など、継続的な盛り上がりを生み出すための課題も指摘されています。こうした背景から、政府はスポーツ消費とイベント経済の高度化に向けた政策を打ち出し、産業基盤の強化を進めています。　

今後は、差別化されたイベントIPの開発、多業種と連携した複合型モデルの拡大、専門的な運営体制の整備などが鍵となり、スポーツを軸とした新たな消費エコシステムの構築が期待されています。

出典：央广网