本日は中国春節旅行に関する最新情報をお伝えします！

Airbnbが12月9日に発表した『2026年春節出境旅行トレンド』によると、2026年春節前後の中国人旅行者による海外旅行検索は昨年同期比で約2倍に増加し、国慶節・中秋節に続き海外旅行需要の力強い回復が続いています。2026年の春節休暇は2月15日〜23日の9連休と発表されたことから、多くの旅行者が休暇を前後に足して長期旅行を計画しており、2月の検索データでは7割以上が公式連休以外の日程での宿泊を想定していることも明らかになりました。

人気渡航先としては、ニュージーランド、ノルウェー、タイ、イタリア、オーストラリア、スペイン、フランス、韓国、マレーシア、イギリスがトップ10に入り、特にニュージーランドとノルウェーが急伸。自然志向の高まりを受け、これまで“ニッチ”とされていた地域が、今や人気目的地として存在感を強めています。旅行ニーズは「より遠くへ、より自由に、より自然に近い旅」へと大きくシフトしており、国立公園周辺の宿泊先が検索上位に入り、トレッキングやオーロラ鑑賞、南欧でのバカンスなどの自然体験・アウトドア系コンテンツの予約が増加しています。春節旅行においては、家族や友人と自然の中で過ごすスタイルが主流になりつつあります。

さらに、このトレンドを牽引しているのがZ世代です。彼らの海外旅行検索は前年比3倍以上に伸び、強い行動力と高いアウトドア志向が市場全体のムーブメントを押し上げています。自然体験の人気上昇、遠方への長期旅行への関心拡大、そして若年層の積極的な行動が組み合わさり、2026年春節の海外旅行市場は前例のない勢いで活性化しています。

出典：北京商報