本日は中国のラグジュアリーに関する最新情報をお伝えします！

　　　　　　　　　　　
2025年6月、上海の中心エリア・南京西路に、まるで本物のような巨大クルーズ船が登場しました。これは高級ブランドLouis Vuittonが手がけた世界に一つだけの体験型施設「The Louis(路易号)」です。全長約114メートル、高さ約30メートルのスケールで、ルイ・ヴィトンの象徴「モノグラム」柄をまとった船体は、街の中でもひときわ目立つ存在。まるでブランドの“動く美術館”のような姿に、多くの人が足を止めています。

　　　　　　　　　　　　

■ 見る・買う・くつろぐ――「旅」がテーマの3階建て空間
この施設は「旅」をテーマにした3つのフロアで構成されており、ブランドの世界観を五感で楽しめるつくりになっています。
┗1階：展示エリア
Louis Vuittonの原点ともいえる“トランク(旅行鞄) ”に囲まれた空間や、映像・香りなどを使った演出で、ブランドの歴史や価値観を体験できます。
┗2階：商品販売エリア
バッグや洋服、アクセサリーなどが並ぶショップゾーン。内装も芸術的で、商品自体が展示作品のように見える演出が特徴です。
┗3階：カフェ 「Le Café Louis Vuitton」
フレンチと上海料理を融合させたメニューを提供。窓からは街の景色が一望でき、ちょっと特別なカフェタイムを楽しめます。

■ SNSでも話題沸騰！“上海の新名所”に
この施設は、開業直後から中国国内のSNSを中心にクチコミが広がり、「上海に行ったら絶対行きたい場所」として現地で話題に。「#上海LV巨轮」や「#TheLouis」などのハッシュタグで多くの投稿が寄せられ、今や文旅（文化＋旅行）スポットとしても注目されています。

　　　　　　　　

■ ブランドが都市とつながる、新しい形の「体験」
今回の取り組みは、Louis Vuittonにとって単なるショップではなく、文化・観光・商業を融合した新たなチャレンジです。「お店に人を呼ぶ」ではなく、「街全体がブランド体験になる」ような構想は、今後の都市づくりや観光のヒントにもなりそうです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　

「The Louis」は、“高級ブランドの店舗”という枠を超え、都市の風景や観光文化そのものを変える存在になりつつあります。今後は、日本でもこうした「ブランド×都市体験型施設」の登場する日が訪れるといいですね！

　　　　　　　　　　　

出典：全息光影WeChat公式アカウント