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深圳・福田口岸で美団のドローン航路が正式運航開始!


2024.12.27
#テクノロジー

本日は中国のテクノロジーに関する最新情報をお伝えします!

        

2024年11月5日、中国の美団は深圳・福田口岸において、中国初となる口岸エリアでの常態化ドローン配送航路の正式運航を開始しました。この新たな配送ルートは、深圳と香港特別行政区を結ぶ福田口岸周辺の利用者に向けて、即時配送サービスを提供することを目的としています。

美団のドローン事業は、専用の飛行器、スマート調整システム、および高効率な運営体制を駆使し、低空物流市場に革新をもたらしています。この取り組みは、中国民航局による審査を通過し、「民用無人機運行資格証」を取得したことにより、今後の発展に向けた重要なステップを踏み出しました。

新設された福田口岸航路では、利用者が美団アプリまたは専用のミニプログラムを使用して、口岸近隣で簡単に商品を注文することができます。注文後、最短10分で指定された降下ポイントに商品が届き、平均して約30分の待機時間を節約できるため、特に忙しい時間帯において非常に便利なサービスとなります。さらに、この航路は香港特別行政区の市民にも対応しており、香港の電話番号を使用して注文できるほか、現地通貨(香港ドル)での決済も可能です。これにより、香港市民は深圳に向かう前に注文を完了し、福田口岸に到着した際にスムーズに商品を受け取ることができます。

この新航路の導入により、配送時間は大幅に短縮され、福田口岸を通過する数万人の人々の中で、効率的なデリバリーが実現しました。既に、ケンタッキーや中国で人気のティーブランド「喜茶」など、多くの飲食ブランドがドローン配送サービスに参画しており、新しい配送体験を提供しています。また、ユーザーは美団アプリを通じて注文し、現地通貨(香港ドル)で支払うことができるため、両替の手間や長時間の待機から解放されました。システムは自動的に人民元を香港ドルに換算し、手数料が無料で提供されるため、非常に便利でユーザーフレンドリーなサービスとなっています。

        

美団のドローン配送は、深圳、北京、上海、広州、南京などの都市にも拡大しており、現在までに43本の航路が開設されています。今後も、さまざまなシーンでの活用が進むことが期待され、便利で効率的な消費体験の提供が続くことになり、今後の展開についても注目です。新情報入手次第、随時更新していきます!

       

出典:前寶通WeChat公式アカウント、观点地产新媒体