インバウンド旅行が好調!観光業界が注目する「144時間」市場とは?
- 2024.09.20
- 中国市場トピック
今週は中国の観光に関する情報をお伝えします!
今年上半期、中国の入境観光市場は顕著な成長を見せました。国家移民管理局の統計によれば、2024年上半期に中国に入境した外国人は1463.5万人で、前年比152.7%の増加です。その中で、免税で入境した外国人は854.2万人で、前年比190.1%の増加となっています。特に「72/144時間過境免税」政策の影響で、外国人観光客の来訪が加速しています。今年下半期も、外国人観光客の訪問熱は続く見込みです。
さらに、7月15日からは河南省や云南省の免税停留範囲が拡大し、新たに複数の空港や鉄道が対象に加わりました。これにより、外国人観光客の受け入れが一層進んでいます。
中国の観光は、伝統的な名所に加えて、地域の特産品や文化体験に重点が置かれています。外国からの観光客は、故宮や長城といった定番の観光地に加え、成都のパンダ観光や西安の夜間ツアーなど、多彩な体験を楽しんでいます。特に体験型の観光が人気を集めており、美食、アート、地元の生活や文化に触れるツアーが好まれています。
旅行者のニーズの変化に応じて、観光業界は柔軟に対応しています。例えば、ある旅行会社では免税政策を利用したカスタマイズ可能なツアーを提供し、観光客の自由度と満足度を高めています。これにより、外国人観光客はより多様で充実した体験が可能になっています。
今後も中国は観光の利便性とサービスの質をさらに向上させる方針で、特に外国人観光客のニーズに応じたサービスの提供や、差別化された観光商品が求められています。中医療や儒学研修など、中国ならではの特色ある観光体験が期待されており、引き続き中国の観光に関する情報にも注目です。新情報入手次第、随時更新していきます!
出典:人民网